産婦人科を選ぶ7つのポイント

2014.04.14

前回の記事では、産婦人科の種類をご紹介しましたが、産婦人科を選ぶ際には、妊娠・出産に対する自分の考えや希望を整理しておくことが大切です。
下記のポイントを参考に安全性・快適性・利便性をバランスよく考えて、信頼できる産院を選んでくださいね。

ポイント1:自宅から産院までの時間はどのくらいかかるか
出産する産院は近いほうが安心です。出産は突然始まることもあるので、できれば1時間以内に着くようなところを選びましょう。
ただ、地域によっては産院が少ないために、それ以上かかってしまうところしか選べない場合もあるかもしれません。その場合は、妊娠中も出産時も早めの対応を心がけましょう。

ポイント2:緊急時の態勢や提携先の医療機関はどうなっているか
妊娠中や出産時には何が起こるかわかりません。
自分の通っている産院は緊急時、どのような対応になるのかを前もって確認しておくと安心です。提携先などの病院も確認しておくといいでしょう。

ポイント3:持病や体質など、自分のリスクに対応できるか
持病や体質、合併症の心配があるなど、リスクの高い人は妊娠週数が進むにつれて、今後の不安も大きくなることが考えられます。
自分のリスクについて相談しやすいスタッフがいる産院を探しましょう。

ポイント4:里帰りをする場合は、里帰り先の産院もリサーチ
里帰り先で出産をしたい場合は、そちらの産院で出産予約をしなくてはいけません。また、帰省時に妊婦健診が必須の場合もあるので、早めに産院をリサーチして、帰省するまでのスケジュールを組み、転院前の産院からの連絡が必要かなども確認しておきましょう。

ポイント5:産院で受けられるサービスにはどんなものがあるか
お祝い膳、エステ、マッサージなど産後のママ自身がリラックスして過ごせるサービスがある産院が増えています。
そのほかにも分娩費用の支払い方法や医療相談(経済面など)の窓口がある産院なら、今後の生活に経済的不安がある場合も安心です。

ポイント6:産後の入院はどのような部屋か
入院室のタイプにはそれぞれメリットがあります。ずっと赤ちゃんと一緒にいるため早く育児に慣れることができる「母子同室」、ゆっくりママの体を休めて今後の育児に備えられる「母子別室」。
個室の場合は赤ちゃんが泣いてもまわりを気にしなくて済みますし、面会の人にもゆっくりしてもらえます。
大部屋の場合は、まわりのママに相談したり、面会客が長居しづらいのでゆっくり休むことができるでしょう。
どんな入院生活にしたいかも考えておくといいですね。

ポイント7:自分の希望する出産ができるか
立ち会い出産や無痛分娩など、出産スタイルにも様々あり、希望の出産スタイルがあるなら産院がそれに対応できるのかを確認しておきましょう。
ただ、お産はそのときになってみないとどのように進んでいくのかわかりません。
希望は希望で、かなうかどうかはお産の経過しだいということも頭に入れておきましょう。